SketchUpで アンティークテーブルを作る(2011-02-02)
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SketchUpでのモデリング例です。
このようなサイドテーブルを作ってみます。

21.jpg
SketchUpは直線や単純な円の作画は得意なのですが、SketchUp単体ではこのような曲線を含むモデルの作成は非常に難しいです。
ただし、プラグインを入れることで問題が解決します。

今回使用したプラグイン:
全てフリーです。配布先はグーグル先生にお願いします。
作者様に感謝。


それでは作っていきます。
まずは、画像を「イメージとして使用」オプションでインポート。
適当なサイズにリサイズします。
どうせ後からリサイズしますし、細かい作業になるので大きめに拡大したほうがいいですね。


天板、支柱、足、のパーツをそれぞれ作り、組み立てます。

1.支柱
中心にガイドを引き、支柱をトレスします。
小さな円には円弧ツールを、なだらかな曲線にはベジェツールBezierSpline)を使います。

断面を取り出し、円を使ってフォロミー。SketchUpでは定番の手法ですね。
まるでロクロで作る壺のように、支柱が成形されます。
[フォロミー]

ガイドは残しておきます。
(最後に合体させるときに使いますので。

2.足
これもトレスします。
そしてプッシュ&プルツールで立体化。
[プッシュ&プル]

このままだと角張っているので、面取をおこないます。
RoundCornerで、丸めたい部分を選択し、処理実行。

→[RoundCorner]→

3.天板
これもトレスです。断面を想像しながら……。


支柱の時と同じように、フォロミーで成形。


さて、この天板の下にウネウネした飾りがあるのですが、これも作りましょう。
トレスしたいところですが、奥行きがあるので素直にトレスすると歪みます。
真っ平らに引き延ばしたところを想像しながら、ベジェツールを使って形を作っていきます。



これも面取実行

反転して接続。



さて、こうやって作った飾りを、天板の下に巻き付けます。
使用するのはShapeBender。



上の絵は巻き付け実行直前の様子です。
(作業しやすいように天窓は裏返ししてあります。

ShapeBenderは、二つのガイド線を必要とします。
ガイド線1をガイド線2に変形させる過程で、オブジェクトを同じように変形させる。そういうプラグインです。


ShapeBenderを実行。

上手く巻き付いてくれました

4.組み立て
ガイド線を合わせて一つに組み合わせれば完成です。
「足」は軸周りに120度ずつ複製回転コピーさせています。



おっと、足下が・・。

「足」の接続部分の境界が見えない

足が支柱に「埋もれている」だけなので、外形線が生成されていないんですね。
線画や下書きにする際、ここはあったほうがいいので、外形線をつくりましょう。
これには、両方のモデルを選択した状態で、右クリックから「面を交差-モデルと交差」を実行します。


接続境界が見えるように

これで完成です。




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